【HIDAKA】2026AW “Vehicle Relics”。見慣れた景色を、身につける。
RETIKLEです。
今回は、HIDAKA(ヒダカ)の2026AWコレクションをご紹介します。
アクセサリーを選ぶとき、形や素材と同じくらい気になるのが、そのデザインがどこから生まれたのか、ということ。
もちろん、最初は見た目が好きという理由でいいと思います。
けれど、背景を知ったことで、もう一度じっくり見たくなるものもあります。
HIDAKAのジュエリーは、まさにそのような存在です。
格好いいと思って手に取ったものが、実は思いがけないものをモチーフにしている。
それを知ると、さっきまでとは少し違って見える。
今季の新作を中心に、その発想と、普段の服への合わせ方をご紹介していきます。
【ブランド紹介】
―Discovery to existing intellect。既知への発見。―
HIDAKAは、日高俊が手掛けるブランド。
文化服装学院とここのがっこうで学び、2017年春夏コレクションからブランドとしての展開をスタートしました。
コンセプトに掲げているのは、「Discovery to existing intellect(既知への発見)」です。
日常の中で見過ごしてしまう素材や形を、別の用途や組み合わせで捉え直す。
ヴィンテージの時計や身近な道具など、既にあるものに新しい価値を見いだしていく姿勢が、ブランドのモノ作りに繋がっています。
ただ、発想の面白さだけで選んでほしいわけではありません。
モチーフを知らなくても、ひとつのアクセサリーとして身につけたいと思えること。
そして、知ってからは、もっと愛着が湧いてくること。
RETIKLEでは、その両方を大切にしながらご紹介したいと思っています。
【2026AW COLLECTION】
Vehicle Relics
2026AWのテーマは、〈Vehicle Relics〉。
スーパーカブのライト、車のサイドミラー、雨上がりの路面に残るタイヤの跡。
乗り物とその周囲にある形や風景が、ジュエリーのモチーフになっています。
乗り物の全体ではなく、ライトの並び方やミラーの輪郭に目を向ける。
さらに、乗り物が通った後の痕跡まで拾い上げる。
その視点が、HIDAKAらしくて面白い。
普段なら通り過ぎてしまう形も、指輪やネックレスになって目の前に現れると、こんなに魅力的だったのかと気づかされます。
車やバイクに詳しくなくても、難しく考える必要はありません。
石の色が好き。
黒い面の形が気になる。
表面に刻まれた柄を、もう少し近くで見てみたい。
まずは、そのくらいの入り方でご覧いただければと思います。
【ITEM DETAILS】
Cub Ring
最初にご紹介するのは、Cub Ring。
HONDA Super Cubのヘッドライト構成をもとにした、シルバー925製のリングです。
ストーンにはモアサナイトを採用し、ボディには手作業でヘアライン仕上げを施しています。
中央の大きな石と、その両側に配された小さな石。
モチーフを知ってから見ると、この並び方にも納得がいきます。
ただ、乗り物をそのまま小さくしたような見え方ではありません。
個人的には、石を使ったリングとしての華やかさが先に伝わってくるところに惹かれます。
ここは、ほかのアクセサリーを足しすぎず、ひとつで見せたいところです。
服だけなら控えめな組み合わせに、手元で色をひとつ加える。
どちらを選ぶかでも、着こなしを考える楽しみが変わりそうです。
服で鮮やかな色を取り入れるのは少し難しいという方にも、このくらいの面積から試していただけたらと思います。
Cub Pendant
同じスーパーカブのライトをモチーフにした、Cub Pendant。
こちらもシルバー925とモアサナイトを使用。
ライトの輪郭と配置を取り入れながら、ボディの曲線で車体の丸みを表現しています。
リングとペンダント。
同じモチーフでも、指先に置くか、胸元に置くかで、合わせたい服は変わってきます。
こちらはまず、無地のトップスに合わせて、ペンダントの形をそのまま見せたいと思います。
チェーンには、ダイヤモンドカットを施したカーブチェーンを採用。
留め具にはhロゴの刻印が入り、全長は50cmです。
黒いニットの上に重ねる。
シャツのボタンを少し開けて、その内側に合わせる。
個人的には、最初からリングと揃えるよりも、まずは普段の服に一本だけ足してみたい。
その上で、このモチーフをもっと楽しみたくなったら、手元にも取り入れる。
そうやって少しずつ組み合わせていくのもよさそうです。
Side Mirror Signet/Onyx
続いては、車のサイドミラーをモチーフにしたリングです。
シルバー925のボディに、オリジナルカットの天然石オニキスをセット。
鏡の部分を黒い石の面に置き換え、サイドミラーの輪郭をシグネットリングのトップへ落とし込んでいます。
このリングは、まず形を見ていただきたい。
きれいな楕円でも、整った四角でもない。
斜めの線を含んだ輪郭が、黒い石によってはっきりと現れています。
色の組み合わせは抑えられているのに、形には少し引っかかりがある。
そのバランスがいいと思います。
普段の装いに何か加えたいけれど、華やかな石や装飾は少し違う。
そういう方にも、一度試していただきたいリングです。
サイドミラーという背景を知らずに選んでもいい。
後から知って、「なるほど」と思えるくらいの距離感も、このデザインには合っている気がします。
Skid Signet
こちらは、乗り物そのものではなく、その後に残るものから。
雨上がりのコンクリートに残った、濡れたタイヤの跡。
その軌跡を、シルバー925製のシグネットリングに取り入れています。
トップには模様をレリーフ状に彫り起こし、光の当たり方によって陰影が生まれる仕上がりです。
石を使ったリングとは違い、こちらは金属の表面をじっくり見たくなります。
タイヤの跡と聞かなければ、抽象的な模様にも見える。
けれど、そこに見慣れた風景が隠れていると分かると、少し親しみが湧いてきます。
地面に残っていたものを、手元の装飾として眺める。
今季の中でも、HIDAKAの視点を感じやすい一型だと思います。
個人的には、デニムやワークパンツを穿く日に合わせたい。
ただ、服までモチーフに寄せる必要はありません。
ジャケットやスラックスに合わせて、このリングだけ少し違う背景を持っている、という着方にも惹かれます。
まずは一本だけつけて、トップの表情を楽しんでいただきたいリングです。
Signal Tennis Necklace
こちらは、形ではなく、光の色から生まれたネックレスです。
シルバー925のチェーンに、ジルコニアを連ねたデザイン。
車両灯や信号の発光を想起させる配色で、2026AWのテーマを表現しています。
全長は45cmです。
クリアな石の連なりに、アンバーカラーが入る。
写真を見ていると、その部分が小さな灯りのようにも感じられます。
テニスネックレスの華やかさは気になるけれど、綺麗にまとまりすぎるのは少し違う。
そういう気分に、この配色を合わせてみたいと思います。
黒いトップスで色を際立たせるのもいいですし、ブラウンやベージュの服に合わせてみるのもよさそうです。
個人的には、まずは普段着ているカットソーに一本だけ。
特別な日のためにしまっておくよりも、日常の服に合わせながら、
自分にとってちょうどいい見せ方を探していただきたいネックレスです。
【Ring Watch Series】
時計を、指につける。
〈Vehicle Relics〉の新作とあわせて、リングウォッチもご紹介します。
時計のように見える装飾ではなく、実際に針が動く、指につける時計。
リングとして身につけながら、時計としても使えるシリーズです。
見慣れた時計でも、つける場所が手首から指へ変わるだけで、ずいぶん新鮮に感じます。
時計として選ぶか。
リングとして選ぶか。
どちらかに決めなくてもいいところが、このシリーズの面白さだと思います。
Facet Ring Watch
数字を省いた文字盤に、面を立てたガラス。
八角形のケースの外周には、ジルコニアが配されています。
こちらは、ジュエリーとしての華やかさを楽しみたいモデルです。
ゴールドを普段あまり身につけない方も、まずはこれひとつから。
服は控えめにして、手元だけ少し飾るくらいがよさそうです。
E/W Ring Watch
横長のケースを採用したE/W Ring Watch。
時計の文字盤を横向きの構成で見せるデザインです。
ケースの向きが変わると、手元とのバランスを確かめてみたくなります。
まずは一本だけつけて、鏡の前で全身と一緒に見てみる。
小さなアイテムですが、服との組み合わせまで含めて選びたいモデルです。
Ghost Ring Watch
Silver/Silver・Silver/Green・Silver/Black
文字盤の表示をロゴのみに抑え、丸みのある形に仕上げたGhost Ring Watch。
個人的には、リングとしての感覚で選びたくなるモデルです。
普段シルバーのアクセサリーをつけている方なら、そのひとつをこちらに替えてみる。
初めてリングをつける方なら、まずはこの一本から。
最初から特別な合わせ方を考えず、いつもの服で試していただきたいと思います。
Legacy Ring Watch
Silver/White・Silver/T-Blue
クラシックなヴィンテージウォッチの意匠をもとにしたLegacy Ring Watch。
見慣れた腕時計のデザインを、指につける大きさに置き換えています。
時計らしい表情を楽しみたい方には、こちらも見比べていただきたい。
少しきちんとしたシャツやジャケットに合わせて、その中に小さな違和感を加える。
そんな取り入れ方をしてみたくなります。
今回ご紹介したリングウォッチは、いずれもステンレス製。
伸縮するベルトによって、目安として8〜17号程度に対応しています。
電池交換ができ、リューズを引いて回すことで時刻を調整する仕様です。
同じリングウォッチでも、形と文字盤の違いで選ぶ楽しみがあります。
是非見た目の好みと、実際につけたときのバランスの両方から、ご覧いただければと思います。
新しい季節だからといって、服を一式変える必要はないと思っています。
いつものシャツに、リングをひとつ。
着慣れたニットに、ネックレスを一本。
まずは、そこからでもいい。
気に入ったものがひとつ加わることで、今まで着ていた服にも、また別の合わせ方を考えたくなる。
アクセサリーには、そういう楽しみがあります。
今回のHIDAKAも、モチーフの面白さだけでなく、普段の服と一緒に見ていただきたいと思います。
石の色、金属の表情、手元に置いたときの形。
是非気になるものからお試しください。
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